2020年10月19日
本園では、毎月講師を招いての絵本・かぞえうたあそびを実施しています。この時の様子や日頃の様子から、子どもたちは本読みが大好きだなあと思います。ひよこ組さんでも本をたくさん抱えて夢中になってページをめくったり、保育士のまわりに集まって読み聞かせに聞き入ったりしています。
ところで、今家の中で洗濯物たたみをしていたとします。その時に、お子さんが「本を読んで。」と甘えてきた時にどのような対応をされるでしょうか。
例えば、本を読んであげてから洗濯物をたたむ場合、例えば、洗濯物をたたんでから本を読んであげる場合と、いろいろあるようです。
しかし、洗濯物をたたみ終えて、「さあ、終わったよ、本読んであげるから、おいで。」と言った場合、「さあ、読んで、読んで。」と言うでしょうか。「もう、いい。」と答えるでしょうか。子どもがしてほしい時が一番のタイミングであり、時期を逃してしまうとしてほしいことが半減してしまうことがあります。
子どもがしてほしいという時がそのことに一番興味を持ち、ベストなタイミングであります。タイミングが合うと、子どもは興味深く集中させ、わくわくしながらしてもらい満足していきます。
洗濯たたみを後にまわしてでも、子どもがしてほしいと言ってきた時には、時間を割いてあげてください。子どもがして欲しいことを後回しに何回もされていくと、もう言ってもしてくれないと思ってしまい言うのをやめるようになりがちであり、それは大変です。
子どもの願いを叶えるタイミングを見失わないようにしてください。
本には、多くの魔法の力があります。まだまだ本好きな園児が増えていくといいなあ。
園長 宇治野