理念ブログ

大きな大きなコップを満たせてあげて

2020年9月26日

先日は5園合同研修会があり、職員が研修をさせていただきました。その中で、どのようなことが子どものためになることであり、そのために保育士はどのように実践していったらよいかというようなこと等が研修内容でした。

「三つ子の魂百まで」という諺がありますが、脳科学的に発達段階には順序性があって、途中の過程を抜くことなく経験させながら、いろいろなことを習得させていくことが大事なようです。例えば、ハイハイの時期を経過して掴まり立ちをさせたり、頭の近くに手をついて背骨を鍛えて姿勢を正しくしていったりと、順序だてて成長していく必要があります。

人は、愛されたいという気持ちをもっています。子どもも同様に愛されたいという気持ちをもっています。それは、大きな大きなコップのようなものであります。子どもは、常にこのコップをいっぱいに満たしておきたいのです。

しかし、このコップは、口を上にしていないと、もれていっぱいにはなりません。愛情が溜まるようにするためには、子どもの心を落ち着けさせなくてはなりません。それには、子どものそばに寄り添い、「○○ちゃん、大好き」などと一言声掛けをしてみてください。

子どもの心が落ち着けてから一緒に本読みやふざけっこをしたり、屋外でブランコ乗りや遊具での遊びを一緒にしたり、見守ったりというように、その子を中心に据えてその子にだけ集中した時間を過ごしてみてください。

けれども、愛情コップは、大きくて大きくて、これでもか、これでもかと愛情を注いでも大きな大きなコップは、なかなかいっぱいにはなりません。それでも、保護者は、いろいろな形や方法を考え工夫して、この大きな愛情コップを満たせるようにしていかなくてはなりません。

お仕事でお忙しい中お疲れもあるでしょうが、短い時間でもいいですので一緒にいる時間を見つけていただき、ふれあいの時間を作ってください。

今後、子どもさんが家族などの集団生活の中で、親子関係や他の園児と和やかにスムーズなコミュニケーションをとれるようになっていく素地を作り上げたいものです。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

園長 宇治野

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